ども、ジャストです 😀
先日、近くのテニスコートで、男ダブの真っ最中に、
真夏のテニス
ボクのペアが急に体調不良となり、、、
最終的には救急車を呼ぶことになった件を、教訓とともに記事に残しておきます。
シニアに限らず、テニス愛好家のみなさんへの注意喚起と、
応急処置、予防法の確認の機会としてお読みいただけたらと思います。
、、、緊迫した、怖い体験でした。
経緯を簡単に
経緯はこんな感じでした。
8月のお盆期間中の1日(日曜日でした)。
13時~17時の4時間をレンタルコート予約し、当初は6~7人集めて男子ダブルスのつもりでした。
ちなみにハードコートでした
気温はおそらく、35度は超え、ハードコートだったので体感温度は40度近くはあったと思います。
しかし、お盆時期でもあり、ドタキャンもあったりして、
結局集まったのは(ダブルスが出来る)最低人数の4人になりました。
年齢構成は、
50代3人、60代1人(ボクです)
とシニアな仲間です
- 真夏、
- ピーカン、
- 4時間、
- ハードコート、
- シニア男子4人だけ、
という条件の下、
当然みんなで、休憩を多めに取りながらやろう、と
アップを30分してから、男ダブ練習試合に入りました。
症状は?
事件は、
2試合を終え、3試合目に入ったときに起こりました。
時間的には、2時間経って、15時を回ってたと記憶してます。
そして3試合目、その試合は、ボクとそのペア(A氏とします)が組んでいました。
A氏は帽子は被ってなかったと記憶してます。
また、2試合目のあとに、大汗をかいて着ていたTシャツを水で洗い、
それをそのまま着ていたようです(後から聞いた)。
A氏のサーブのファーストサーブがフォールトし、2ndサーブに移った時に、
急にA氏がベンチに戻ったのです。
そのときは
「背中のあたりが攣った」と言ってました
その後、他のメンバーと回復するまで待とうということで、
試合は一旦中断してみんなで待っていました。
A氏は日陰のベンチで座っていたのですが、
少し呼吸が荒くなってきて、その後、背中だけでなく、腹筋、
太もも、ふくらはぎと痙攣しだしてきたので、コート後ろの草むらに寝かせ、
痛み止めクリームをつけてマッサージをしていました。
すると、良くなるどころか、どんどん痛みの場所が変わり、
その都度、A氏が激痛を訴え、
その箇所を全力でマッサージを続けていました。。。
が、痙攣の痛みの連鎖が治まりそうもなく、
どうもこの場での回復の見込みはキビシイ、
これは、救急車だ!と判断し、
コート事務所を通して救急車を呼んだのでした。
救急車内の様子
その後、15分ほどで救急車が到着。
救急隊員は3人(運転手+男女一人ずつ)・・・だったと思います。
このような▼最新担架(イメージです)が現場まで運ばれてきて、A氏を乗せ、救急車内へ搬送されたのでした。
その間もA氏は痛みを訴え、マッサージをすると多少痛みが緩和されるようなので、
マッサージは続けていました。
隊員から「どなたか付き添いをお願いします」ということで、
3人のうち、ボクが付き添うことにし、
A氏の荷物を持って、救急病院まで行くことになりました。
救急車内では、
A氏に対して、意識確認(名前や住所などが言えるかどうか)、血圧測定、心拍数が測られ、
その間に、隊員の方が、現場近くの受け入れ可能な救急病院を電話で探していました。
2軒めで受け入れOKの病院が見つかり、
そこに向かって救急車が発車したのでした。
車内に入ってから、病院が見つかるまで10分ぐらい経っていたと思います。
そして、
車中15分くらいで病院に到着しました(通常は30分はかかるところ)
初めての救急車乗車体験。
ノンストップでスイスイ
車内でもA氏の痙攣がときどき発症し、マッサージは続けてました
、、、ボクが^^;
病院での処置
病院に入り、A氏は治療室(診療室?)へ運ばれていきました。
受付で、ボクがA氏の免許証を参考に受付(住所、名前など記入)を済ませ、
ひたすらウェイティング。。。
30~40分後、担当の医師から呼ばれ、
完全に「熱中症」ですね、との言葉。
処置としては、点滴を500m×3=1.5リットルくらいを投与するとのこと。
その後、徐々に身体も落ち着いてきたところで
電話連絡がつき、病院に向かってるA氏の奥様に任せることにし、
ボクは汗びっしょりのウェアで、車で迎えに来てもらった家内の車で
帰宅したのでした^^;
汗臭かったー笑
着替え持ってませんでした~
今回の症状は「熱けいれん」:その予防法は?応急処置法は?
オムロンさんのサイトに、今回の症状とドンピシャの記事がありましたので参考までに引用します。
熱中症には3つのタイプがあり(①熱けいれん、②熱疲労、③熱射病)、
そのうちの①熱けいれんが今回の症状にドンピシャでした。
予防法は?
熱けいれんには塩分補給を
熱けいれんは、炎天下での長時間の仕事やスポーツ(野球、ゴルフ、サッカー、テニスなど)で、大汗をかいたあとに起こりやすい症状です。
汗をかくと、私たちのからだからは水分だけでなく、塩分(ナトリウム)などのミネラル類も大量に失われます。とくに血液中の塩分濃度が低下すると、電解質の不足から筋肉がけいれんを起こしやすくなります。足の太ももやふくらはぎ、お腹の筋肉などが急にけいれんを起こした場合には、熱けいれんを疑う必要があります。熱けいれんが起きた場合に注意したいのは、水だけを飲むと血液中の塩分濃度がさらに低下し、症状が悪化しやすいことです。ナトリウムを含むスポーツドリンクや、食塩水(水500ミリリットルに対し、塩3~4グラム程度)を飲むようにしましょう。塩分と水分を補給してしばらく休んでいれば、通常の熱けいれんなら治まります。ただし、からだが熱くなり、意識もはっきりしないような場合には、次に説明する熱射病などを併発している可能性もあるので、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。
まさにこの記事の通りの事例でした!
すぐに救急車を呼んだのは正解だったと思います。
熱中症全般の予防に関しても引用掲載させていただきます(ご参考まで)。
熱中症の予防のために
熱中症は、ちょっとした注意で予防することができます。次のようなことを心がけましょう。<気温が急上昇した日はとくに注意>
急に気温が高くなった日に、熱中症は多発します。天気予報で最高気温を確認し、暑くなりそうな日は服装や水分補給には十分に注意します(※3)。
<出かけるときは帽子や日傘を>
帽子や日傘があると、直射日光を避け、からだが感じる温度を下げることができます。
<こまめに水分をとる>
のどが渇いていなくても、1時間に一度くらいは水分の補給を。
<スポーツ時には塩分補給も>
屋外でスポーツや長時間の仕事をする場合は、スポーツドリンクか食塩水を用意し、こまめに飲むようにします。梅干を用意しておくのもいい方法です(※4)。
<体調が悪いときは無理をしない>
風邪をひいているとき、寝不足気味のときなどは、無理をしないこと。
<おかしいなと感じたら休む>
外出時には、意識的にときどき休憩をとるようにします。また、めまいや気分が悪くなったときは、早めに涼しい場所に移動し、休むようにします。
(※3)前日まで最高気温が30℃以下だったのが、急に35℃以上になった日と、その後の数日は、とくに多発しやすいので注意が必要です。
(※4)高血圧の治療などで塩分調整をしている人は、医師に相談してください
応急処置法は?
NHK健康チャンネルを引用します
意識がある場合と、意識がない場合に分けて説明しています。
意識がある場合
●安全で涼しい場所へ移動させる
移動させるのが難しい場合には、日傘などで直射日光をさえぎりましょう。
●服やベルトを緩める。体を冷やす
服やベルトを緩めて、熱が放散しやすいようにします。
●自分で水を飲むよう促す
ペットボトルやコップに入れた飲み物を本人に渡して、自分で飲むように促します。自分で飲める場合には、そのまま安静にしてしばらく休憩をとります。ふだんと変わらない状態まで回復すれば、大丈夫だと判断できます。水が飲めない、体調が回復しないようなら医療機関を受診させます。
意識がない場合
●すぐに救急車を呼ぶ
意識がない、反応が鈍い、言動がおかしい、などの場合は、すぐに救急車を呼びます。
●安全で涼しい場所へ移動させる。服やベルトを緩める。体を冷やす。
保冷剤や氷などがある場合には、首やわきの下・太ももの付け根に当てて、体を冷やします。
(注意!)意識がないときには水を飲ませない
誤えんして窒息してしまうこともあるので、水を飲ませるのは避けましょう。
もっと詳しくはこちらへ
▼NHK健康チャンネルサイト▼
熱中症予防のポイント(室内・外出時)と熱中症になったら行うべき応急処置
▼日本スポーツ協会サイトが出している熱中症対策記事(スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条など)
どれも
ほぼ言ってることは同じです^^
まとめ
病院でA氏は、こう語ってました。
2試合目終わって、
汗でびしょ濡れのTシャツを水で洗って乾く前に着続けてたのも悪かった気がすると。
確かにA氏は、速乾性のない(熱が逃げない)綿のTシャツでした。
これも気をつけたほうがいいかもですね。。。
熱中症は、死に至る病気です。
日本全国で、5月~9月までの熱中症患者救急搬送状況を総務省消防庁がまとめています。
- 2015年:55852人(内、死亡105人)、
- 2016年:50412人(内、死亡59人)、
- 2017年:52984人(内、死亡48人)、
- 2018年:95137人(内、死亡160人)、
昨年(2018年)は、異常に救急搬送が多い年でした。
たしかに去年の夏、暑かったー
熱中症は軽く考えずに、普段から、
- 熱中症にならないための予防策、
- 熱中症になったときのための応急処置法、
は頭にいれておいたほうがいい、また今回の件は貴重な体験だと思い、
記事化しました。
ボクが今回の件で、今後気をつけることは、以下になります。
夏のテニスでは、、、
- 帽子を被る
- 速乾性のあるウェアを着る
- 2時間以上のときは着替えも持っていく
- 身体を冷やす工夫をする・・・ボクはテニスプレイ中も保冷剤を両ポケットに入れてます!
- 水分は塩分の入ったドリンク(スポドリや経口補水液など)をこまめに飲む
- (緑茶やウーロン茶に含まれるカフェインは利尿作用があるので要注意だそうです!)
- 塩分を補給できるタブレットなどを常備する(梅干しもいいそうです!)
- 誰かがいつもと違う行動を取り始めたら熱中症を疑い注意する
- さらにおかしいなと思ったら躊躇せずに救急車を呼ぶ
以上です。
まだまだ暑い日が続きますので、
みなさんも、熱中症お気をつけください!!